管理番号 | 新品 :12905473 | 発売日 | 2024/07/30 | 定価 | 89,600円 | 型番 | 12905473 | ||
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織部の徳利です。箱には美濃大富窯窯変織部と記されています。大富窯は沢瀉やすすきの絵の織部徳利を多く焼いたことで知られています。大振りな徳利が多い中で手酌に使える嬉しいサイズです。首部にしのぎを施し灰釉の上から織部釉が流し掛けされています。しっとりとした肌の伝世品です。口辺に歪みがありますが引っ付きがないので高温で焼けたために変形したようです。上がりの面白さもあって流通した物でしょう。灰釉のうのふの白濁、織部釉の緑から青、赤紫と大変複雑な窯変が表れています。首部のしのぎは18世紀の耳付きの花瓶にも施されていますが、こちらはむしろ総織部の小壺や汁注ぎなどの肩部分に施されたしのぎに類する物と思います。高台内側角に浅い削げがあります。油は有りませんがかなりお酒に使われていたようでカラメルっぽい匂いがします。こうした物こそ正に出会いの一品、探して見つかる物ではありません。愛蔵に値する千変万化の織部徳利を特別出品です。時代箱あり。・胴径8センチ・高さ14.7センチ・容量1合3勺・桃山〜江戸初期 ※新規の方、評価の悪い方の入札は取り消す場合があります。商品到着後は速やかに取引ナビの受取連絡を入れて下さい。